ブライトコプフ日本語版バッハ・カンタータ楽譜全集


【底本】EDITION BREITKOPF Klavierauszug(ブライトコプフ版ピアノヴォーカルスコア)

【歌詞】ドイツ語/日本語 並記

【訳詞】大村恵美子(東京バッハ合唱団主宰者・指揮者)

【体裁】A4判・各2076ページ、11

【編集発行】東京バッハ合唱団出版局


 

  「バッハ・カンタータ50曲選」 (全50冊、2000年〜2004年)

日本でのバッハ・カンタータの普及を目的 に、ドイツ・ブライトコプフ社のご理解とご協力をいただいて、2000年(バッハ没後250年記念年)より刊行を開始し、200410月、全50曲の出版を完結しました。

J.S.バッハの教会カンタータから珠玉の50曲を厳選し、原詞に並行して日本語歌詞を付したわが国初の本格的カンタータ楽譜出版です。

東京バッハ合唱団の半世紀に及ぶ日本語上演の実績を活かして、格調と歌いやすさを追求しつつ、同時に原詞の音楽性を可能な限り忠実に再現しました。

 新規シリーズ 2007年〜 継続発行中)

「バッハ・カンタータ50曲選」は、別記の50曲をもって完結しましたが、以降も、東京バッハ合唱団の公演スケジュールにあわせながら、バッハ教会カンタータ[日本語版]楽譜の刊行を継続しています。

中には「教会」カンタータの分類に属さない作品も、随時含まれることになるでしょう(BWV 21420085月既刊、など)。

既刊69点(20167月現在)、ようやく三分の一に至ったところです。

 


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 発刊の趣旨

東京バッハ合唱団では、1962年の創設以来、J..バッハの多くのカンタータを日本語訳詞によって上演してきました。

一般に、自国語による歌唱は、演奏者と聴衆のいずれにとってもより深い共感を可能とするものですが、とくに精神的なメッセージの伝達を作品成立の根拠とするプロテスタント教会音楽にあっては、それぞれの国の言語によって歌われ、鑑賞されることこそが望ましい、と考えるからです。

バッハのカンタータでは、作曲者自身がひとつの曲を異なるテクストに自在に転用したことからも知られるように、音楽そのもののもたらすイメージ喚起の卓越した力強さと普遍的な幅の広さは、体系の異なる外国語にとっても、その試みを充分に実らせてくれていると信じています。

バッハ同時代のライプツィヒ市民が母語で歌い、聞いた安心と共感とが、今、日本の市民の“心と口と”にももたらされます。

バッハ・カンタータ日本語演奏の意義をご理解いただき、この試みをひとりでも多くのバッハ愛好家、合唱音楽ファンの方々とともに実践していきたいと願い、訳詞つき楽譜の刊行を始めました。

皆様からのご批評・ご提案をいただきつつ、さらなる改訂をほどこしていくことができれば幸いです。

参考:「バッハ訳詞演奏の意義」(大村恵美子)

 

訳詞者(大村恵美子)

東京バッハ合唱団主宰者・指揮者。東京芸術大学(楽理科、作曲科)卒業後、フランス・ストラズブール音楽院およびストラズブール大学にて作曲・指揮・音楽学を学ぶ。在学中よりバッハのカンタータ演奏を志し、留学を終えると同時に1962年東京バッハ合唱団を創立、年数回の公演を実現させつつ今日に至る。教会カンタータ・受難曲・オラトリオ・モテット・ミサ曲・宗教歌曲など、バッハ声楽作品の多くを、原則として自らの訳詞によって上演している。

著書「バッハの音楽的宇宙」(丸善ライブラリー)、「東京バッハ合唱団 三十年の歴史」(国際文化出版社)。編//著書「バッハ コラール・ハンドブック」(春秋社)。訳書「生きている和声」(A.ドンメル=ディエニ著)、「音楽の精神分析」(アンドレ・ミシェル著、いずれも音楽之友社)、「JS・バッハ宗教歌曲集」(BÄRENREITER<新バッハ全集>による、丸善プラネット)など。

BREITKOPF版による「バッハ・カンタータ50曲選」等の訳詞楽譜を出版。現在「50曲選」にひきつづき、バッハ教会カンタータ全曲の楽譜発行を続けている(当シリーズ)。

 


 

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