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■ バンドばか話

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■ バンドばか話 40 : 夢見心地 ・・・ 信頼度A

子供向けミュージカルのオーケストラをやったときの話。
ミュージカルは歌とお芝居の賑やかなステージが1公演だいたい3時間。1ヶ月公演の中には1日2ステージの日もけっこうあってなかなかハードな仕事です。しかも時期が真夏の8月。夏休みを利用して子供達に楽しんでもらおうというんですから、これは仕方ありませんが、やっぱり疲れます。

初演から1週間ぐらいは気も張ってるんですが、中日を過ぎるころには譜面や進行もあらかた覚えちゃって余裕は出てくるし、疲れもたまってきて集中力がそろそろ限界です。

あるとき長いメドレーを演奏中、ついに俺の集中力はゼロになってしまいました。
まぶたはくっついちゃって意識モーロー。それでも毎日同じ演奏譜面は覚えてるから、プロの本能で何とか演奏はしてたみたいです。

そのままキリのいいところまで寝てりゃいいものを、演奏の真っ最中に目が覚めてしまいました。

(、、あれ、俺何か吹いてるぞ、何の曲だろう)無意識に吹いてたときに意識が戻ったら、今何やってるのかさっぱり分かりません。慌てて譜面を見ますが、かれこれ5分ぐらい譜面をめくってないんだからそこにあるのは5分前に終わった曲。すっかりパニクって演奏がボロボロになってしまいました。

これだけ白状しておいて何ですが、当時俺はかなりマジメで通ってたんですよ。そいつが普通に演奏してたのに突然ボロボロになったもんで他のメンバーが心配してくれちゃって、「体、大丈夫ですか」なんて聞くもんだからシドロモドロ。

「え"、あ~まーダイジョブっすよ」

皆さん、ご心配かけてすいませんでした。

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■ バンドばか話 39 : 冬のセオリー ・・・ 信頼度B

N田K(出たっ!)が昔、前の奥さんと彼女の実家へ車で帰ったときのこと。
冬の準備はちゃんとしたほうがいいって言ったのに
N田はすっかりナメてかかり、
今日は雪が降ってないから大丈夫とか何とか言って真冬の富山に向かいました。

今降ってないったって北陸の冬は荒天が多いし降ってくればまず雪。案の定高速道路で雪に降られてしまいます。夏タイアのズルズル状態ではどうすることもできず、やっとの思いでパーキングに避難、その後もちょっと走っちゃパーキングの繰り返しで、普段の倍以上の時間をかけて命からがら実家到着。道中の苦労話を聞かされた元カミのお父さんが見るに見かねてスタッドレスを買ってくれたんだそうです。
「いやーまいりましたよ」と言うN田ですが、そのあとの話がちょっとおかしい。

「ところでスタッドレスタイアって、”駆動輪”に履くんですよね」はあ?
それってチェーンのときのはなしでしょ。冬タイア何本買ってもらったの?
N田は得意げに「もちろん2本ですよ!」あっちゃー。
金が全然ないというN田に「借金してでも買ってこい」と脅してあと2本むりやり買わせました。

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■ バンドばか話 38 : 潜水艦部隊出動 ・・・ 信頼度B

SaxのMさんは豪快なプレイと明るい性格、と酒の逸話で有名な人。

ある有名写真家のパーティーが高級スポーツジムで行われ、SaxのMさんが入っているビッグバンドが出演のためのリハを行っていました。
この日Mさんは遅刻してしまい大あわてで到着、パーティー会場のドアを開けると正面にバンドがスタンバっている。

「すいませんでしたー」と駆け寄るMさん。

ところが次の瞬間体が急降下。
実はバンドステージがあったのは室内プールのプールサイド。
入り口とステージの間の、たぶん焦っていたMさんにはダンスフロアのように見えてたところがプールで、Mさんはそこに全速力で駆け込んでしまったのでした。

Mさんによるとプールに踏み出す瞬間、メンバー達の「あ"~!」という顔が見えたそうです。

なんかディズニーアニメで見たような光景。

頭のてっぺんまで完全に水没してしまったMさん。プロの本能で衣装の入ったかばんと楽器のケースはとっさに上にあげて無事だったそうですが、本人は芯までずぶ濡れ。ジムのスタッフが着ていたものを下着から何から全部ドライヤーで乾かしてくれる間、

スッポンポンの上にバスローブだけはおってリハーサルを行いました。さぞかし心細かったでしょうねー。
(あとで本人に聞いたらパンツだけは自分の体温で乾かしたそうです)

実は俺もこのバンドのメンバーだったんですが、この事件の直前にリーダーとケンカして辞めてしまい、惜しくも直接見れなかったんですよ。こんなビッグイベント、めったに見られるもんじゃありません。もうちょっと我慢してれば良かったなー。

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■ バンドばか話 37 : 備えあって憂いあり ・・・ 信頼度A

ラテンバンドでメキシコ、キューバ公演に行ったときのこと。成田空港に集合すると、BassのGさんが悪戦苦闘中。彼のスーツケースは金具が弱くなっているので保護ベルトを買ってきて巻いてあるんですが、ベルトの留め金の構造が複雑でうまく締められない。いろいろ試してようやく装着完了。チェックインの時間が迫っているので急いでカウンターに向かいます。ところがX線チェックに引っかかりまた開けるハメになったGさん。再びベルト装着でひと騒動です。
みんなで手伝ってここも突破、ようやく飛行機は飛び立ちました。メキシコ公演を行ってからキューバに移動。ところがハバナ空港で最大の難関が待っていました。
メンバー全員無事に税関通過と思ったら、Gさんだけいくら待っても出てきません。心配したリーダーが様子を見に行きます。
しばらくして無事に出てきたんですが、リーダーはニヤニヤ、Gさんは憮然としています。何があったんだろう?

原因はまたGさんのスーツケースでした。ただし今回問題になったのは中身。
Gさんはキューバ人の友達に頼まれて車のオイルフィルターを持っきていました。これがX線に写ったので危険物と疑われ検査を受けます。結果はもちろん問題なし。じゃあ何が?
原因はお菓子!Gさんは大の甘党で、大きなスーツケースの中身の半分が何とお菓子の山でした。大量の飴、クッキー、チョコレート。でもびっくりはするけど、普通税関でこれが問題になることはないはずですよね。

実はキューバ人は強烈な甘い物好きなんです。いやホントにものすごい。そんな甘党の税関のお姉さん達がお菓子の山を見てしまったから大変。スーツケースを大勢で取り囲み、これは何だとか、これとどう違うんだとか、一人でこんなに食べたら体に悪い、、、早い話が欲しいわけですよ。

チップがわりに少しあげればさっさと済んだんでしょうが

Gさんは頑なに拒否。

駆けつけたリーダーが間に入ってようやく開放されたんでした。

ツアー中、俺はTbのUさんと同じ部屋。二人とも大の酒好きで毎晩酒盛りです。珍しいテキーラなんかを買ってきて飲み、余るとスーツケースに詰めて持ち運びます。すると他の部屋で飲んでたメンバーが「これも持ってってくれる?飲んじゃってもいいからさ」とか言ってボトルを置いていく。ツアー後半には、俺のスーツケースは酒のボトルだらけになっていました。

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■ バンドばか話 36 : 未知との遭遇 ・・・ 信頼度A

TpのAさんと磯釣りをしに式根島に行ったときのこと。

式根島には「足付温泉」というのがあると聞いて、港に着くと早速行ってみました。
ここは、海岸のゴロゴロ石のとこにに穴を掘っただけのところ。建物も塀も何もなし。見渡す限りの太平洋を眺めながらお湯につかります。そこに湧き出る温泉はかなり熱いらしいんだけど、このときは海の水が良い具合に混ざって湯加減ばっちりでした(干潮で熱くて入れないときもあるとか)。

誰でも入れる究極の露天風呂なので水着着用。Aさんと二人で湯船(穴)に向かうと地元のおじさんが一人、先に入っていました。「失礼します」とお湯にはいると、おじさんは何だか落ち着かない様子。俺たちが「気持ちいいねー」なんて言いながらくつろいでいたら、おじさんは意を決したように話しかけてきました。

「あのさあ~、、、」「はい?」

「ちょっと聞くけどさあ~」(何だろう)

「あんた達、外人?」え”~、が、外人~?

「違います、二人とも日本人ですよー。」 「そうだよね、変だなとは思ったんだけどさ、俺外人見たことないからもしかしてと思って

このおじさんが何を言いたかったかというと、俺たち二人の風貌なんですよ。

俺は濃いめの顔にひげフル装備。

Aさんは長身イケメンで、このときは金髪に染めてたんです。

おじさんは初めて見る妙なルックスの男達が日本人とは思えなかったんでしょうね。

でもねー、Aさんはイケメンといっても和風顔だし、そもそも二人は最初から日本語しゃべりまくりなんですよ。

そんな外人いないでしょー。

そもそも外人かもと思ってるのに日本語で「あんたたち外人?」て、、、。民宿での夕食は、このびっくりエピソードを肴に盛り上がりました。

肝心の釣りの方は、2日がんばってフグ1匹と最低の出来でした。

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■ バンドばか話 35 : 意外な共演者 ・・・ 信頼度B

Oさんは女社長をしながら趣味のジャズヴォーカルでも熱心に活動するパワフルな人。彼女が南の島でバカンスを楽しんでところ、台風が接近、ホテルから一歩も出られなくなってしまいました。

暇をもてあましたOさんが昼間のラウンジに行くと、営業前のお店のステージで外人ミュージシャン達がセッションを繰り広げていました。なかなか良い音を出しているのを見たOさんはさっそくステージに突入。

「あんたたちもどうせ暇なんでしょ、ちょっとあたしが歌うから伴奏しなさいよ!」

気の良いバンドの連中もそれに応じ、スタンダード曲などを数曲演奏、気持ちよく歌ったOさんも大満足です。

台風も去ってようやく帰国したOさん。ジャズ仲間にその話をすると

「その人達誰だったの?」

「知らないわ、お店のバンドでしょ」

何か変だと思った仲間達がよく調べてみたら、伴奏をしてくれたのはなんとパットメセニーグループ一行だったそうです。Oさんと同じく台風に足止めされ、お店にあった楽器で遊んでたんでしょう。
しかし知らないというのは恐ろしい。すっごくラッキーなOさんでした。

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■ バンドばか話 34 : 乗り越し選手権 ・・・ 信頼度B

バンドの仕事の時間は不規則ですが、いちばん多い時間帯はやっぱり。しかも酒好きが多いので夜もおそいのに打ち上げに突入終電に乗ったら居眠りして乗り過ごしてしまうなんてのはいつものこと。中にはけっこう厳しい体験をする人もいます。

以前100人トロンボーンコンサートというのがあり、本番前に2日間リハがありました。TbのUさんは1日目リハの打ち上げで盛り上がりすぎてしまい乗り過ごし。
終電はかなり遠くに到達し、帰りのタクシー代は1万円を越えてしまいました。

ここまでならよくある話ですが、Uさんは翌日のリハの後も全く同じパターンで乗り越し。また1万円の散財です。さすがにこれはイタイ。
本番当日、おはようございますと挨拶するといきなり「今日は電車で帰るからね!」。それでも打ち上げではまたまた盛り上がってしまい、ちゃんと電車で帰るのは無理そうなので、大事を取って飲み屋から直接タクシーで帰りました。これなら2千円ぐらいで済むんだそうです。

TsのTさんはさらに本格派。仲間と飲んだ帰り新宿から中央線に乗るんですが、快速ではなく普通列車に乗車、酔っぱらったTさんは当然寝てしまいます。
車掌さんに起こされて降りた終点はなんと大月。季節は真冬。あたりは真っ暗で、泊まれるところもありません。モタモタしてると凍死してしまう。

えらいことになったと震え上がっていると、真夜中なのに上り電車がきた。訳が分からないまま急いで乗り込むTさん。
実は冬だったのが幸い、夜行のスキー臨時電車が走っていたんでした。さすがに今度は居眠りすることもなく駅にたどり着いたTさん。命拾いしましたね。

未確認ですが、ホントなら間違いなく優勝な強者がいたようです。
その人が東京駅から乗って寝てしまい、目が覚めたのは大垣!
昔は東海道線の終電が小田原かどこかに着くとしばらく停車、そのあとさらに下っていき大垣まで行くというのがあったそうです。到着するのは朝の8時頃。それまで熟睡してたとは、どれだけ飲んだんでしょうね。

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■ バンドばか話 33 : 要チェック ・・・ 信頼度A

暮れの音楽祭でのこと。出演者が多いので朝早くからリハーサルをやってました。
懐メロポップスの女性歌手Nさんがステージ中央で音合わせのスタンバイ。
リハーサルなのに本番用の黒のロングドレスを着て気合い充分です。
そのドレスは背中が極端に大きく開いていて、ほとんどお尻のあたりまで背中が出ています。60才近いはずのNさんですが外見はまだまだ若々しく、スタイルもばっちりキープ。ただし後ろのバンドから見ると、丸見えの背中には背骨がくっきり浮き上がっていて、ここだけはけっこう年相応。

俺たちは小声でひそひそ話。「他はきれいなんだから惜しいよねー。何もわざわざ背骨丸見えのドレス着なくても良いのにねー、ちょっとまずいよねー」なんて言ってたら、ステージ前方でインカムから指示を受けたフロアディレクターが

「今チェックしてまーす!」

別の話と分かってても、タイミングがバッチリだったのでおかしかったです。


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■ バンドばか話 32 : 煙以外が目にしみる ・・・ 信頼度B(本人談)

N田Kファンの皆さんお待たせしました、N田新ネタでございます。

昨年めでたく結婚したN田。新居での暮らしは大ハッピー!なんですが、ちょっと困ったこともあるらしい。タバコ問題です。

奥さんはタバコが嫌い。それを知ってる(はずの)N田が結婚直前、嬉しさに舞い上がって、こともあろうに自分から禁煙宣言しちゃったんだって。

それ以来N田の苦難の日々が続いているそうです。
家では当然禁煙。更に事ある毎に手荷物検査。でタバコやライターが見つかると即没収されちゃう。

かなり厳しいようだけど、

ほんとは吸ってないはずだから
タバコを持ってるはずもない。

そこを追求されないで没収だけなら優しいとも言えるのかな。

でここからがいい話。奥さんに没収されたタバコは毎月かなりの量になるんだけど、それを捨てちゃうのかと思ったらそうではなく、いなかにいる奥さんのお兄さんに送って吸ってもらってるんだって。

そのうち当のお兄さんからN田に連絡。

「タバコがやめられないなら、俺が吸ってる銘柄に換えてくれないかなー」

せっかくだから換えてあげなよ、Kちゃん。

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■ バンドばか話 31 : 高山病 ・・・ 信頼度A

知り合いのマネージャーから仕事の依頼がありました。銀座のとあるショールームで月に一度ミニコンサートがあるんだけど、出し物がだんだんマンネリになってきたので何か変わった物はないかとのこと。
変わったものと言ってもアバンギャルドな方向というわけにはいきません。聞きやすい音楽で変わった形態が欲しい。そこでTb5重奏はどうかとふったら「それ良いねー」で即決定。

俺はTbアンサンブルの譜面を持ってないので音大出の後輩達を仕事に誘い、譜面はそいつらに調達させました。3回ほどリハーサルをやって準備オッケー。

ギャラはひと山10万円。俺がバンマス料を1割貰ってから5等分すると一人18,000円ずつ。「安くてごめんね」なんて言いながら本番に突入すると、

リハのとき問題なかったメンバー達の演奏はボロボロ

メチャクチャに吹くどころではなく、緊張のあまりまともに音も出ないありさまです。

お客や主催者の冷たい視線から逃げるように会場を撤収し、怒りの収まらない俺は奴らを引き連れ、近くのビアホールで打ち上げならぬ「打ち下ろし」。

何であんなにボロボロだったんだと問い詰めると

「普段アルプス仕事しかしてないもんで」と訳の分からない答え。

「何だ、そのアルプス仕事ってのは!」
「あの`、、、アルプスで思い浮かぶ歌を歌ってみて下さい」

ぬぁに~、怒り狂った俺に歌を歌えだとぉ~?でも話が見えないんじゃしょうがないな。

えーと、アルプスといえば、、、

「♪ア・ル・プ・ス・一万尺こ・や・り・の・う~えに、、、」

あれ?いちまんじゃく、一万弱?

よく聞いてみると、学校の鑑賞会などの仕事はギャラが安くて7,8千円のことが多く、それをシャレでアルプス仕事というみたいなんです。

「ちょっと待て、じゃああのギャラが高すぎてビビったってことなのか?」

「、、そういうことになりますね」

「じ、じゃあ俺がギャラをあらかたピンハネしちゃって7,8千円だけ払えばちゃんと演奏できたっていうのか?」

「、、すいません、、」

情けない、あ"~ナサケナイ!

そのマネージャーからはその後全く仕事が来なくなりましたとさ。

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