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■ バンドばか話

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■ バンドばか話 47 : パラレルワールド ・・・ 信頼度A

平塚でコンサートがあり、メンバーが集まりリハーサルが始まります。ところが時間になってもTpのIさんが来ない。Iさんに電話をすると

「駅にはついたがホールの場所がよく分からない」とのこと。

スタッフの一人が駅に迎えに行ってくれましたが、駅前に行ってもIさんはいない。駅のどこにいるんだろう。もう一度電話。

スタッフさん「南口ですか?」
Iさん「そうです」

「目の前に銀行はありますか?」
「あります」

「右手に魚屋はありますか?」
「ありますあります」

合ってるぞ。おかしいなー。まさかとは思うけど念のために聞いてみます。

「平塚駅ですよね」
「えっ?」

Iさんがいたのはなんと逗子駅でした。
少し前に同じバンドで逗子のお店で演奏したことがあり、Iさんはすっかり勘違いしてたんでした。

しかし偶然とはいえ、逗子の駅前にも目印の建物全部あるとは。

1時間後、Iさんはきまり悪そうにそーっと平塚の現場に現れました。


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■ バンドばか話 46 : 容器リサイクル ・・・ 信頼度B

チューバ奏者のI君は安定した演奏と知識(とトボケた人柄)で、デキシー業界では重要な存在。そんな彼の昔の話です。

豪華客船のクルーズで演奏する仕事がありました。主な仕事は船内のレストランやラウンジでの演奏。たまにミニコンサート。船酔いはちょっと心配だけど、1週間から10日の旅の道中、仕事以外は自由時間も多いし、お客と同じクラスの部屋と食事ですからなかなかリッチな楽しい仕事です。

この仕事の最初の出番は出航時。タラップが外されたデッキでデキシージャズを演奏しながら、周りのお客と出航を祝います。I君得意の場面です。
最初の曲が始まると、I君満面の笑みで手拍子。お客さんにも手拍子をうながし、一生懸命盛り上げます。曲はそのまま終了。

さて、次の曲はいよいよチューバ活躍かと思ったら、
I君またまた手拍子。

いくら何でもこれはおかしい。何で楽器吹かないの?

実は吹けない事情があったんです。

こともあろうにI君、チューバのマウスピースを忘れてきちゃったんです。

船室にじゃありません、

         家に!

えらいことになりました。海の上だから取りに帰れないし。
その場は何とかごまかしても、長い道中ずっと手拍子というわけにはいきません。
何とかしないと。とはいってもどうしたら良いんだろう。

苦心の末、I君がとった対策はちょっとすごいです。

ヤクルトジョアってありますよね。あれの空き容器の大きさがマウスピースと大体同じなのを発見。底をくり抜いてリムを作り、飲み口をガムテープで楽器に固定。冗談みたいだけど、いちおうこれで何とか演奏できたんだそうです。

ただし、さすがはジョア。切り取ったリムの断面が薄くてするどいので、吹くときには口がかなり痛い!仕事を終えて船を下りる頃には、I君の口の周りは擦り傷だらけになってしまったそうです。


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■ バンドばか話 45 : 全面的変更 ・・・ 信頼度B

SaxのSさんは、演奏以外に指揮者もアレンジャーもこなす多才な人。特にアレンジは、いざとなったら超高速でパート譜まで仕上げる秘技を持っていて、譜面に困った歌手からの依頼が舞い込んでいつも多忙です。

そんなSさんが演奏旅行中、旅先にまた大至急の依頼がありました。演奏の仕事で時間がありませんが、先方も大ピンチらしいので何とかしてあげたい。
アレンジ内容は、以前別の歌手に作った譜面とほぼ同じ内容、ただしキーが違う。それなら家にスコアがあるから何とかなるかな。

Sさんは、音楽家でもある奥さんに電話。

「悪いけどあの曲、キーを3度上げで写譜し直してくれない?」

と頼みます。
奥さんは仕方なく写譜してあげて一件落着、かと思ったら、この譜面を演奏した現場は大混乱。演奏不能におちいってしまいました。何があったんでしょう。

奥さんが移調で写譜ミスを連発したかというとそうじゃありません。
原因はコード。リズム隊の譜面は大事なキメ以外はコードネームだけが書いてあって、比較的自由に演奏できるんです。コードは例えばCm7のように最後の数字で響きが指定してあります。

奥さんは普通の譜面は分かるけどコードの知識が無く、音符を3度上にするときにこの数字にも全部3を足してしまったんでした。

コードの数字はだいたい6,7,9など。それが6に3を足した9はいいとして(良くないけど)、10とか12という見たこともない数字が並んでいるのでピアノやギターの人は目をシロクロ

オチが分かって大笑いするまでは、大論争になってしまったそうです。


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■ バンドばか話 44 : 一刀両断 ・・・ 信頼度A

ラジオの公開番組のときのこと。ビッグバンドで演歌の歌伴のため、裏の楽屋で着替えをしていると、部屋の一角が何やら騒がしい。

事件の主人公はTsのHさん。その日着るYシャツを激安用品店で購入。300円はやけに安いなと思って買ってきて開けたら、それは子供用のシャツでした。無理矢理袖に手はとおしても、前のボタンは一つもとまりません。
予備のシャツもないし困っていたら、AsのNさん

「どうせまともに着られないんだし、今日さえ乗り切れば良いんだろ」

とナイフを取り出し、シャツの背中をバッサリ切断。
無惨な姿になってしまいましたが、これでボタンはとまるし、上からタキシードを着るので外からは分かりません。グッドアイデアでした。

おかげで収録は無事済みましたが、Hさんは着心地が悪いらしくときどきムズムズ動くし、メンバーは事情を知ってるだけに笑いがこみ上げてきて大変でした。

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■ バンドばか話 43 : 布教活動 ・・・ 信頼度B

このサイトでは、事情によりBBSなどの受信設備を設けてありませんので、覗きにきてくれた人の反応は直接聞かないかぎり分かりません。ときどきライブのお客さんに「読んでますよ」なんて言ってもらうのがちょっと楽しみなぐらいです。

先日、ばか話のページで常連のN田が横浜のバンドのトラに行きました。
このバンドは地元で活動する人が中心のプロ・アマ混成のビッグバンド。N田ぐらいのベテランになると、初めての現場でも少しは知り合いに会うもんですが、この日は珍しく全員初対面。楽屋に入って楽器を出したりしてみるものの、挨拶のきっかけをつかめずにキョロキョロしていると、Tb吹きらしい人が近づいてくる。

N田は有名人ですから、こんな場合「N楽団のN田さんですよね?今日はご参加ありがとうございます」なんて言われるのが普通です。本人もそのつもりでにっこり笑って応じようとすると、その人は満面の笑みをたたえて最初のひと言「見てますよ、N田K!」
これを読まれちゃってるんなら、もう気取ったことはできません。全部バレバレですから。

最近忙しくてアップがご無沙汰ぎみですが、こういう話を聞くと、もっと頑張らないといかんなーと改めて気合いが入ります。

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■ バンドばか話 42 : 男の背中 ・・・ 信頼度B

ある日TbのUさんが仕事から帰宅、最寄りの駅で電車を降ります。何気なく持ち物を確認すると「あっ、楽器がない!」電車の中に忘れたか。居眠りしてたわけでもないのに大事な楽器を忘れるはずはないんだがなー。とにかく駅の事務室に急ぎます。

「すいません!電車にトロンボーンのケースを忘れて降りちゃったんですが!」
駅員さんは時間や乗った車両を聞いたあと「それはどんな形のものですか?」
Uさんが「このぐらいの長さと太さで、黒くて布張りで、横にポケットがついていて、、、」などと必死で説明していると、駅員さんは不思議そうな顔でUさんの背後を見ています。そしてひと言「そのケースっていうのは、あなたが背中に背負ってるようなやつですか?」「えっ?、、あ!

Uさんはこの日、ショルダータイプのケースを新しい2本ストラップのやつに替えたのをすっかり忘れてたんでした。脇にあるはずの楽器が背中にあるんで見えなかったんですね。(でも重かったはずですが、、、)

その場は「すいませんでしたー」で済んだんですが、何せ毎日使う最寄り駅での出来事。Uさんはきまりが悪いので、しばらくの間家から遠い方の改札口を通っていたそうです。


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■ バンドばか話 41 : 撤退完了 ・・・ 信頼度C

演歌界、というより歌謡界では大物中の大物歌手、MHさん。俺も一度だけテレビ番組で伴奏したことがあるんですが、さすがの貫禄で、バンドをはじめ周りの人にもおだやかに接していらっしゃいましたが、関わるバンド、スタッフにとってプレッシャーはかなりのもの。スタジオ全体が静まりかえり、ピリピリしたムードだったのを覚えています。

そんなHさんの地方公演のとき、この日初めて共演するビッグバンドのリーダーOさん。まずはHさんにご挨拶しようと楽屋に向かいます。
そのホールの楽屋は和室Hさんをはじめ、事務所の社長やら何やらえらい人達がぞろっとお揃いで、Oさんの緊張はピークに達していました。

「じゃあよろしくね」と言われて退席するわけですが、普通に帰れば良いものを、Oさんは正座のまま、後ずさって部屋からさがり、「それでは失礼いたします」と襖を閉めました。

最初の難関は無事に済んだとほっとするOさん。しかしどうもおかしい。あたりは真っ暗だしやたら狭いし、後ろは行き止まりだぞ。
何とOさん、よく確かめずに後ろにさがり、押し入れに入ってしまったのでした。

いったいそのあとどうしたんでしょう、、、と言ってもまあ出てくるしかないのか。再会をはたすHさん達も困ったでしょうね、笑いをこらえるのに。

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