バンドばか話


■ バンドばか話 22: < 誰が猿だって? > 信頼度A

昔、東京で活動するビッグバンドがほとんど出演するという大イベントがありました。
楽屋は知り合いのミュージシャンで大混雑。ひと通り挨拶をするだけでも大変です。

俺はGというバンドで参加。出演順が早かったので演奏後はステージ袖でウロウロしながら他のバンドを聞いたり冷やかしたりしていました。
昼の部最後の出番は老舗バンドH。このバンドのリーダーMさんは熱血漢で真面目なためか、気合いが入りすぎてMCで言い間違えることが多いので有名(失礼)な人です。

バンド仲間数人と見物している中、本番が始まりました。迫力の演奏の後、Mさんが話し始めます。「次にお送りする曲は、チャールズミンガスの名曲、『直立にんげん』でございます!」。ちょ、ちょくりつニンゲン~?直立猿人じゃなかったっけ?ひな壇のブラス隊は泣きそうな顔でこっちを見ています。「前を向いて仕事しろ!人間は直立してるもんだ、合ってるだろ」と言ってるこっちも大笑いです。

ところが話はこれで終わりません。後半のメンバー紹介のときにも一波乱
「それではメンバーのご紹介、まずはリズム隊から。リズム隊は、、」ここで「鉄道で言えば機関車のような存在です」と言いたかったんでしょうが、慌てて「機関車で言えば」と先に言ってしまい、しばらく絶句してましたが仕方なく「、、、機関車のようなものでございます。」意味はよく分かりませんが気持ちは分かります。

ホントは豪華バンド続出の夜の部もあったんですが、俺と仲間達は演奏を(やっとの思いで)終えたHのメンバーを連れて飲み屋に直行、この話でめちゃくちゃ盛り上がりました。


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