バンドばか話


■ バンドばか話 35: < 意外な共演者 >信頼度 B

Oさんは女社長をしながら趣味のジャズヴォーカルでも熱心に活動するパワフルな人。彼女が南の島でバカンスを楽しんでところ、台風が接近、ホテルから一歩も出られなくなってしまいました。
暇をもてあましたOさんが昼間のラウンジに行くと、営業前のお店のステージで外人ミュージシャン達がセッションを繰り広げていました。なかなか良い音を出しているのを見たOさんはさっそくステージに突入。

「あんたたちもどうせ暇なんでしょ、ちょっとあたしが歌うから伴奏しなさいよ!」

気の良いバンドの連中もそれに応じ、スタンダード曲などを数曲演奏、気持ちよく歌ったOさんも大満足です。
台風も去ってようやく帰国したOさん。ジャズ仲間にその話をすると
「その人達誰だったの?」
「知らないわ、お店のバンドでしょ」
何か変だと思った仲間達がよく調べてみたら、伴奏をしてくれたのはなんとパットメセニーグループ一行だったそうです。Oさんと同じく台風に足止めされ、お店にあった楽器で遊んでたんでしょう。
しかし知らないというのは恐ろしい。すっごくラッキーなOさんでした。



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