内田光昭 公開秘密基地(なんでやねん)

Jazz & Trombone 猫の巻


■ 猫の巻乃14:チューナー使用法

40年ぐらい前はチューニングといえば音叉(って知ってますか?鉄でできた二股の道具で、叩くとチ~ンっていうやつ。ヤマハのマークにもなってます)しかなかったんですが、今やデジタルチューナーが当たり前。金管奏者で持ってない人いないんじゃないかってぐらい普及しています。
正確で便利なチューナーですが、どうも気になる使い方をよく見かけます。

譜面台などにチューナーを置き、プ~♪と吹きながらピッチを調整するんですが、いきなりチューナーの針を見ながら吹き始める人がほとんど。そこからピッチを調整するわけですが、大抵は無意識に口や息で微調整してしまいます。これだと見た目は合っているようでも、いざ曲の演奏となったときには微調整前の本来のピッチになってしまい、チューニングの効果がちゃんと出てくれません

チューニングで大切なのは音程のずれを出さないとかすぐ直すということではなく、音程のずれをきちんと確認することです。ずれがはっきり分かればその分だけきちんと調整することができます。

チューニングをするとき、

まずはチューナーを見ずに音程をイメージしてから音を出し、

あとから振れた針をチェックするようにしましょう。

音程がずれていればチューニング管を調整し、同じ手順でもう一度。

これで正しい音程に近づけることができます。また、これから出す音を頭の中にしっかり思い浮かべる訓練にもなります漠然と演奏していては上達にも、自分らしさの表現にもなかなか近づけません。たかがチューニングとばかにせず、良い癖をつけるきっかけとしても意識して音を出すようにして下さい。

チューニングといえばもうひとつ。チューニングのときに息の圧力のない小さな音をピョエ~と出す人が多いようですが、これでは楽器本来の音程が出ません。
せっかく時間をかけてチューニングしたのにいざ合奏となったらピッチがガタガタという場面をよく見かけます。

チューニングのときは曲を演奏してるときの音をイメージしてしっかり吹き鳴らしましょう

大きな音でチェックしてピッタリ合った音は本番でもバッチリ。これこそホントのチューニングです。

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