内田光昭 公開秘密基地(なんでやねん)

Jazz & Trombone 猫の巻


■ 猫の巻乃23:アドリブ難民救済1 前説

ジャズプレイヤーでアドリブをやりたくないって人はまずいないと思いますが、敷居が高いというか、はじめの一歩のところで困っている人も多いみたいですね。
アドリブの練習については本もたくさん出てますし良い学校もたくさんありますが、ここでは猫の巻らしく、なるべく人が言わないナナメ目線のポイントで、アドリブ獲得のきっかけに「なるといーなー」なお話をしたいと思います。

アドリブができないという人達にとって、自由に演奏する人はいわば超能力者のように見えてると思いますが、まさかそんなことはありません。普通の人が頑張ればたいていできるようになる技術です。
これに似た話はいくつもあります。例えば自転車や水泳なんかがそうです。
自転車に乗れない人にとっては、買い物のおばさんだって一輪車の曲乗りみたいに見えていたりする。でも当のおばさんは自転車を操縦してる意識すらほとんどなく、どこの店が安いかしらーなんて考えながらカシャカシャ乗ってるわけです。

乗れる乗れないは後で考えれば小さな違い、それよりおばさんと競輪選手の違いのほうが何万倍も大きいでしょう。アドリブだってそう。ブルース2コーラスがやっとの人もいれば、パーカーのような永遠の神様だっているわけです。

アドリブという言葉を意識しすぎてすごく難しくとらえてる人もいるかも知れません。
広い意味では、最初から楽譜無しで演奏すれば全てアドリブだとも言えます。楽器に慣れてる人なら「この曲知ってる?」なんていいながらポップスのメロディーを吹いてみせたり。あれだって立派なアドリブですよ。その人は知らないうちに、始めの一歩はクリアしちゃってる。

ジャズの曲の中でアドリブ演奏するには課題もあるにはあるけど、まずはあまり難しく考えず、チャンスがあれば気楽に挑戦してみて下さい。始めないと始まらない。当たり前か。


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