石屋のお寺へのキックバック 僧侶の葬儀社へのキックバック 税法上の問題はどうやってクリアーしているんでしょうか平成25年5月7日更新

 

本来、公式HPに書くべき内容なんですが、関係者や同業者がけっこう見ているのでこちらに書きます。

本当は特に関係者に見ていただいて、考えていただきたいんですが。

 

高庵寺ではキックバックは一切受け取らないし、一切支払いません。

 

お寺と石屋では、力関係がお寺の方が上です。

したがって、キックバックをもらう側に立ちます。

 

お寺と葬儀社では、高庵寺のあるような地方都市では互角です。

キックバックは生じにくいのです。

大都市部では、圧倒的に葬儀社が上です。

お寺がキックバックを支払う側に回ります。

 

キックバックの問題は、力関係に偏りがあるときに生じるのです。

 

高庵寺ではキックバックを一切もらいませんが、もらっているお寺もあります。

 

正しいお墓の建て方その29 まとめその1 お墓の価格決定版 でも再度言います 一番大切なのは墓地選びです平成24年9月20日更新

JAや葬儀社も当然キックバックを取ります。

 

JAで普通15%くらいです。

つまり200万円のお墓は、本当はキックバック30万円分安く170万円で建てられたのです。

でも、お客様であるあなたは損をしますが、石屋は被害を受けません。

なぜなら、この手の業者は必ず領収書を切ってくれるからです。

 

問題は、お寺が領収書を切るかどうかです。

工事代金の1割から2割を、「建墓手数料」もしくは「墓地営繕損料」等(ま、名目は適当ですが)という名目でキックバックを受け取っているお寺もあります。

 

檀家様、もしくは新規墓地希望者からすれば、石屋へ支払う代金に上乗せされるわけですから、気分が悪いですよね。

確実に、全く同じお墓が高庵寺で建てるより、1割から2割高くなるんですから。

実際には、高庵寺は住職に相談されれば、必ず相見積もりをお奨めしています。

しかも、隣接地区の群馬県東部は石屋の最激戦区です。

その地域の2強ともいうべき石屋を紹介していますので、HPには絶対に書けない代金で施工をしていただいています。

相見積もりになった場合、地元の石屋は全く歯が立ちません。

 

お寺の宣伝が入ってしまいました、

話しを戻します。

上記の例は、まだ良心的なお寺です。

というのは、檀家様に説明しにくいお金の流れである上に、収益事業に該当し、税務申告・納税の義務があるからです。

ということで、上記のようなお寺は少なくなっています。

高庵寺のように、「キックバックはいらないので、その分安く工事をするように」というようなお寺が増えています。

なぜなら、良心的なお寺だからです。

 

ここから先が際どい内容なんですが、書いちゃいます。

お金の内容が内容ですから、「お布施」としての処理は、税務調査で指摘される可能性が大です。

「お布施」として処理をされているお寺もありますが、税務調査(もちろん任意の方です、強制の場合は査察と言います)が入ったとき、どうやって言い逃れをしているんでしょうね。

自営業や経営をされている方ならばお分かりでしょうが、任意とはいえ、実質強制ですから。

 

石屋の方は、お寺から領収書がもらえれば問題はありません。

きちんと経費として落とせます。

 

「お布施」なんで、領収書を切らない寺が実際にあるんです。

「住職、それはどこのお寺だい?」

すいません、絶対に書けませんし、一切他言をしたことはありません。

それをしたら、私がこの業界で生きていけなくなります。

 

話しを戻します。

そうすると困るんです。

はっきり言うとかなりの使途不明金が出てしまいます。

税理士さんも困るでしょうね。

税務署でも、この手のリベートについては理解しているので、記録さえきちんとしていれば、使途不明金の扱いをしてもらえます。

相手のお寺に迷惑をかけられないとなると悲惨です。(領収書を切らないようなふざけたお寺に迷惑も無いような気がしますが)

使途不明金ではなく使途秘匿金扱いになりますので、とんでもない税額になります。

たいていの石材店は小規模で同族経営ですから、役員賞与で逃げる手はありますが、税額はやはりとんでもない額になります。

 

石屋も悪いんですが、力関係の上のお寺が圧倒的に悪いのはいうまでもありません。

 

前置きが長くなりましたが、これからが本論です。
YAHOO知恵袋に以下のような記述があります。

 

先日、親のお通夜・葬儀をおこなった時から今までの出来事ですが許す事ができません。

 

僧侶の方の回答があります。

この方は、住職が熱心に回答をしていた頃けっこうぶつかったので回答を良く見ています。

非常に信頼できる回答者です。

まずいんですが、一部引用します。

ひどい話ですが、大手の会員制葬儀社のみならず、地元の葬儀社でも最近は会員制にし、お布施のバックマージンを規定化してる葬儀社も出てきてます。

バックマージンが、セ〇マやべ〇コが30%に対し、先週聞いた大阪南部の地元葬儀社では登録料10万の、バックが35%のようです。

 

似たような話は、色々なところで耳にしています。

実際にこのような事例も出ています。

 

○○寺は石屋からキックバックを取らないんだって 助かったよ 信じられないかもしれませんが 昔は葬儀社がお寺にキックバックを支払った時代もあったんです 葬儀業界のキックバックの内情全部ばらします平成24年7月18日更新

 

僧侶派遣会社と葬儀会社の結託による脱税事件(追記アリ)2012-06-06

 

基本的なことを書きますが、僧侶は国家資格でもなんでもありませんから、偽坊主は存在しません。

極端なことを言えば、あなたが今日から僧侶だと言えば僧侶です。

では、違いはなんでしょう?

 

高庵寺は都道府県知事の認可を受けた宗教法人です。

公益法人の一種です。

住職が葬儀等をして頂戴したお布施が非課税なのは、公益法人の公益事業による収入だからです。

したがって、住職が発行するお布施の領収書には次の事が書かれています。(お布施に領収書の発行は当然です)

 

キックバックが、個人の収入からならば問題ありません。

例えば、葬儀で30万円のお布施を頂戴したとします。

あなたが僧侶してギャラを30万円もらいました。

紹介業者に必要経費を50%ひかれて、15万円の収入です。

ただし、源泉徴収をされますので手取りはさらに少なくなります。

2ヶ所以上で収入を得るでしょうから、必ず源泉徴収票を発行してもらい、確定申告をすれば、法律上はなんらやましいことはありません。

 

葬儀の場合、喪主は30万円のお布施を支払ったつもりが実際は15万円で、残りはピンハネをされた事への道義的な問題だけです。

つまり、名前は「お布施」でも、実態は「戒名料」「読経料」等のギャラであることだけです。

結婚式にお笑い芸人をお願いして、余興のギャラを支払うのと同じ事です。

お笑い芸人を派遣するプロモーターが手数料を取るのは当たり前です。

 

ですが、これが宗教法人の宗教行為としてお布施をもらったのなら、キックバックの支払いは大問題です

宗教法人の行為でも、収益事業としての葬儀の「お布施」ならば、問題はありません。

住職のあなたが社長のお寺が、唯一の僧侶であるあなたに葬儀を行わせ、収益事業としての「お布施という名目のギャラ」を頂戴しただけです。

法人として適切な経理処理をすれば、問題ありません。

 

ただし、住職として絶対に説明できない不透明な収益事業を行ったことを檀家様に言えますか?

高庵寺も貧乏寺ですから、貧乏寺の住職の大変さは分かります。

住職も亡くなった父(先住)も、公務員をして必死にお寺を支えました。

 

朝日新聞の記事より 葬祭業者と僧侶の癒着 葬祭業者がお布施のピンハネ これじゃあ全くの日雇い労働者です 残念ながら本当の話です平成23年2月11日更新

 

貧乏寺の住職が派遣僧侶をやるのはしょうがありません。

でもキックバックはしない、最初から格安のお布施で引き受ける、これが最低限のモラルでしょう。

 


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