静かに着実に進行するお寺の危機 このままでいったら30年後お寺の数は3分の1に減ります しかるに一般の方の常識から逸脱したお寺の実態 いつ気がつくんでしょうか? 3月が決算月の宗教法人です 宗費・本山への寄付他で貧乏寺なのに100万円を軽く越える上納金です平成26年3月28日更新

 

高庵寺は3月が決算です。

なんとか黒字です。

正確には無理やり黒字です。

 

住職は法人の代表役員(会社ならば代表取締役社長)ですから、本来であればそれに相応しい報酬がもらえます。

正直に書きますが、役員報酬は月額10万円です。

 

住職、それでどうやって生活しているの?

たけのこ生活です。

定年3年前まで公務員をしていました。

退職金と預金は全額お寺に寄付しましたと書きたいところですが、貸し付けました。

もちろん無利子です。

それを毎月30万円返済してもらっています。

 

公式ホームページをご覧いただければ分かるのですが、建物や境内を含め、一新する大工事をしました。

寄付も無理のない金額をお願いしました。

 

普通であれば、これだけの大工事ですから、檀家1軒100万円の寄付要請です。

それも奉加帳を回します。

 

奉加帳は後払いですので、檀家様に与えるプレッシャーがきついんです。

これで泣いている檀家様(高庵寺の檀家ではないですよ)を実際に大勢知っています。

これ以上はやばいんで書けませんが、これじゃあ寺の檀家を止めたがる人が多いのは当たり前ですね。

 

高庵寺は1軒20万円の寄付をお願いしました。

それも任意です。

これまた正直に書きますが、0円の方もけっこうおります。

寄付された方の最低金額は1万円でした。

もちろん目標額に届きません。(予定通りですが)

ただし想定額より多かったのです。

 

檀家以外の方でかなりの金額を寄付された方があったのです。(本当に嬉しい誤算です)

もちろん、高庵寺にご縁のある方でしたが。

 

本山等への上納金が軽く100万円越えです。

普通は包括宗教法人曹洞宗への上納金(宗費といいます)だけなんで、大変なんですがなんとかなっています。

これは強制です。

 

本山で大行事があって、その寄付が高額です。(さすがにこれは具体的に書けません)

5年間で納付なんで、今年度はスルーです。(足利市内の曹洞宗のお寺では高庵寺だけでしょう)

次年度は支払わなければなりません。

 

住職、どうするの?

方法は1つしかありません。

無い袖はふれませんから。

決算が終了し、役員会と責任役員会で承認をもらってから(5月にそれぞれ行います。株式会社と同じ日程です)、役員報酬を6月から0円にします。

その代り、返済金を40万円にします。

 

宗費(曹洞宗は他宗派に比べ極端に高いんです)はしょうがないんですが、本山が永平寺と総持寺と2つあるんで、寄付の負担が本当にきついんです。

寄付ですから強制ではないはずですが、もちろん強制です。

 

現職の公務員時代は無報酬でしたからなんとかなりました。

この後は、共済年金で生活します。

 

たしかに一部の僧侶は贅沢な生活をしています。

お釈迦様の教えに反する生活です。

「学道の人は先づすべからく貧なるべし」 曹洞宗の開祖「道元」のことばです 僧侶はほんらい糞掃衣(ふんぞうえ)の身です ベンツやレクサスに僧侶が乗っていては世も末です平成26年2月14日更新

 

でもそんな僧侶はごく一部ですよ。

大多数の僧侶は自分の身を削って、お寺を必死で維持しています。

 

ただし、それも限界に近くなっています。

お寺の将来は真っ暗です。

ただし、みなさんの寺墓地は心配ありません。

住職がいなくなるだけです。

 

後2〜30年したら、一人の住職が3〜5つのお寺を兼務することで解決します。

既にかなりの地方でそうなっています。

宗教法人を別にしておくと、会計処理が大変です。

これから(20年後くらいから)宗教法人の合併が確実に激増します。

 

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