日本バプテスト連盟  姪浜キリスト教会

2014年11月30日の礼拝メッセージから

冒険の始まり

ルカによる福音書1章26〜38節

 本日の箇所は、有名な受胎告知の場面です。ある時、神から天使ガブリエルがマリヤのもとに遣わされ、マリヤに「恵まれた女よ、おめでとう、主があなたと共におられます」と言いました。そして、天使は、マリヤのお腹の中に、いと高き神の子、救い主が与えられていることを告げたのです。それは、神の祝福であり、恵みの御業の始まりでした。しかし、同時にそれは本当に大きな神様からのチャレンジでもあったのだと思います。実際、天使の言葉を聞いたマリヤは、それを手放しで喜ぶことはできませんでした。「この言葉にマリヤはひどく胸騒ぎがして、このあいさつはなんの事であろうかと、思いめぐらしていた。」(1:29)。ここに記されているように、マリヤは御使いの知らせを聞いた時、激しく動揺し、混乱してしまったのです。
マリヤはこの時、おそらく10代前半でした。そんな小さな女の子にいきなりこのような働きが託される・・・。とても受け止め切れなかったでしょうし、どうすればいいのか分からなかっただろうと思います。マリヤは天使の言葉を聞きながら、一生懸命「どうしよう」「どうすればいいだろう」そんなことばかり考えていたのではないかと思います。しかし、神様は、ここで12歳ぐらいの女の子に対して、これから救い主の母となるという想像もできないような大きな問題を全部負わせ、「あなたは、この問題をきちっと理解して受け止めなさい。救い主の母としての務めを立派に果たしなさい」とおっしゃろうとしていたのでしょうか。そうではないのだと思います。御使いが何よりマリヤに伝えようとしていたのは、1:28の「主があなたと共におられます」というメッセージでした。神は何よりこのメッセージを受け取ることを望んでいたのだと思います。「あなたのこれからの歩みには、私が一緒にいるんだよ」ということをマリヤが信じることを求めておられたのです。そして、目の前の問題に対しても、「私が一緒にいるから大丈夫。私は片時も離れないで守り、導いてあげる。あなたが分からないことや、手に負えないことも、その都度きちんと整えてあげるから、あなたは安心して私にこの問題を委ねなさい」ということを呼びかけておられたのだと思うのです。
私たちは、このことを心に覚えていたいと思います。私たちも時に、神様から様々なチャレンジを受けることがあるのだと思います。そんな時、私たちは神様からのチャレンジをどう受け取っているでしょうか。自分で抱え込んでしまっていないでしょうか。しかし、神様は、私たちにそんなことを望んでおられるのでしょうか。神様が望んでおられるのは、マリヤに望んでおられたことと同じなのではないかと思います。何より、その問題やチャレンジのただ中で、私が共にいるということを覚えていなさい・・・。神様はそのように呼びかけておられるのだと思うのです。そんな中、目の前の問題に対しても、「私が一緒にいるから大丈夫。私は片時も離れないで守り、導いてあげるから大丈夫。あなたが分からないことや、手に負えないこともその都度きちんと整えていってあげるから、だから、あなたは安心して私にこの問題を委ねなさい」ということを呼びかけておられるのだと思うのです。

                         (鈴木 牧人)
 
                

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