「名著」の解読学
興国の書 亡国の書
筑波大学教授 中川八洋 関西大学名誉教授 矢沢永一

2011.05.07
 丸山真男は、安藤昌益という後世に全く影響を与えなかった変人を、さも日本のレーニンであったかのように見せかける舞台装置として荻生徂徠、本居宣長を恣意的に歪曲して悪用したという。要は反日左翼。

丸山真男の思想的系譜 p.18
  ┌─────ヘーゲル───┐
ルソー→サン=シモン→コント→マルクス→ルカーチ→マンハイム┐
                     └─レーニン→スターリン───┴丸山真男


共産主義の真実を伝える作品
 林達夫 『共産主義的人間』
 小泉信三 『共産主義批判の常識』
 ジョージ・オーウェル 『1984
 ジョージ・オーウェル 『動物農場』
 アーサー・ケストラー 『真昼の暗黒』
林達夫は福祉政策が共産主義革命の予防注射であることを否めないとした。
 ソ連体制とは、1.個人崇拝が必然になる体制、2.秘密警察が必然になる体制、3.プロパガンダと倒錯的用語、嘘、そして宣伝を必然とする体制、と述べた。

福田恆存
『平和論にたいする疑問』(昭和29年)
→進歩的知識人の平和論とは、それで商売してるだけの空虚なものじゃ無いか、という痛烈な指摘
 左翼を刺激し大論争になったという。

新渡戸稲造『武士道

三島由紀夫『文化防衛論』
 福沢諭吉『帝室論』、ド・ゴール『剣の刃』を読むべきだった、との批評

J.J.ルソー『人間不平等起源論』『社会契約論』『エミール』
 確かに天才である。そしてその著作に嘔吐し、否定し、訣別せよ。








まえがき 中川八洋
第T部
 第一章 丸山真男 『現代政治の思想と行動』
  −永久革命論の扇動家
 第二章 林達夫 『共産主義的人間』
  −断簡零墨の教養と勇気
 第三章 福田恆存 『平和論に対する疑問』
  −先見力の正統派知識人
 第四章 新渡戸稲造 『武士道
  −道徳は日本に甦るか
 第五章 三島由紀夫 『文化防衛論』
  −皇室の衰微は日本の衰亡
第U部
 第六章 J・J・ルソー 『人間不平等起源論』
  −「狂える魂」の怨念の哲学
 第七章 B・マンドヴィル 『蜂の寓話』
  −市場経済原理の「コペルニクス」
 第八章 F・A・フォン・ハイエク 『隷従への道』
  −21世紀日本の羅針盤
 第九章 B・フランクリン 『自伝』
  −人生の達人は人間力を磨く
 第十章 E・バーク 『フランス革命の省察
  −人類最高峰の知の遺産
あとがき 矢沢永一


関連書籍
大東亜戦争と「開戦責任」』 中川八洋
亡国の「東アジア共同体」』 中川八洋
山本五十六の大罪』 中川八洋
中国の核戦争計画』 中川八洋
日本核武装の選択』 中川八洋
正統の哲学 異端の思想』 中川八洋
保守主義の哲学』 中川八洋
福田和也と《魔の思想》』 中川八洋
正統の憲法 バークの哲学』 中川八洋
「名著」の解読学』 中川八洋
教育を救う保守の哲学』 中川八洋
フランス革命についての省察』 エドマンド・バーク
1984』 ジョージ・オーウェル
(批判的)
大東亜戦争肯定論』 林房雄



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