特殊ねじ・くぎ製造、ダイカスト鋳造、プレス加工から樹脂成型まで幅広い部品加工設備と技術力を持つメーカー

若井ホールディングス若井ホールディングス グループ 株式会社オノダネイル


製品・技術紹介

オノダネイルで製造されている製品の一部と、製造に関わる技術をかんたんにご紹介します。


グッとビス

製品画像「グッとビス」

製造:ねじ製造部門/表面処理加工部門
 ALCと呼ばれる軽量のコンクリート系建材や、コンクリート壁になにかを固定するときに使います。ALCはパネル状の建材で、立体駐車場や倉庫などで壁として見かけることがあります。内部に気泡があり、軽石のような風合いです。
 ALCパネルは大きな「面」としてはかなり丈夫ですが、気泡を多く含むため普通のねじや釘を打ち込もうとするとポロポロと崩れてしまい、なかなかうまくいきません。
 グッとビスのねじ山は一般的な木材用ねじよりも大きくなっていて、ALCを極力崩さないように、それでいてしっかりと食い込むので、軽量物の取り付けに有効です。
 コンクリートやレンガなど、硬い建材にも「グッと」使えます。ただし、こちらの場合はあらかじめ、取り扱い説明書に指定された大きさの下穴をあけてからねじ込んでください(※注)。

※注:下穴径が大きすぎると、強度が落ちたり、ねじが抜け落ちたりするおそれがありますのでご注意ください。
 また、穴あけの方法によっては表示されたドリル径よりも大きめの穴があく場合があります。
 重い物を取り付ける場合や、振動の多い箇所などへの取り付けの際には別途、アンカーやプラグの導入もご検討ください。

かべロックDX

製品画像「かべロックDX」

製造:ダイカスト製造部門/表面処理加工部門
 ねじ込み式の石こうボード用アンカーです。
 部屋の壁に多く使われている建材「石こうボード」は、その名の通りほぼ石こうでできていて、直接ねじ止めをすると中の石こうが崩れてしまい、うまく使えません(※注)。
 かべロックDXは、太いねじと大きめのフランジがねじ込んだ石こうボードにしっかり食い付き、ねじを止めるための土台の役割を果たします。
 ねじがうまく入るとアンカーの先端がパチッ!と音を立てて開き、さらに抜けにくくなります。
 ちょっとした軽量物を下地がない石こうボード壁に取り付けるのに非常に便利です(下地がある場合は、普通の木工用ねじやタッピンねじで直接、取り付けてください)。
 このほか、色や形、材質の異なる「かべロック」シリーズがありますので、用途や施工条件に応じてお求めください。

※注:「石こうボードビス」という名前のねじがありますが、これは石こうボード「に」棚やフックを取り付けるためのねじではありません(家を建てるとき、柱や胴縁に石こうボード「を」取り付けるための専用ねじなので、こういう名前をしています)。

カクテルネイル

製品画像「カクテルネイル」

製造:釘製造部門/表面処理加工部門
 オノダネイルで製造している着色釘のシリーズ商品です。オノダネイル黎明期を支え、グイグイ持ち上げていったヒット商品です。
 屋根や外壁に各種カラー鋼板が使われているお宅も多くあるかと思いますが、そうした建材に合わせた色で施工後も目立ちにくくしたのがカラー釘の興りです。
 基本的に目立たないことが信条の釘なので、蛍光ピンクやキャンディグリーンや偏光メタリックやホログラムラメや蓄光などといったすごい色はありませんが、一般的な家の屋根や壁などの建材、白木やアンティーク調といった木材に似せた色に関しては、種類も多く揃っています。
 色だけでなく、用途に合わせて材質・形状・サイズの異なるラインナップも充実しています。

eスクリング釘

製品画像「eスクリング釘」

製造:釘製造部門
 屋根に瓦を固定するときに使う釘です。めったに見かけることがなさそうなので、この場を借りて紹介します。
 釘胴体についた2種類の模様は、先のほうから「リング」、続いて「スクリング」と呼ばれています。
 「スクリング」は「スクリュー(駄菓子のねじり飴のような形状の胴部)」に、抜け止め防止用の「リング」形状を組み合わせたWAKAIブランドの特殊形状釘です。
 このリング「だけ」、スクリング「だけ」の釘はお店でも普通に見かけますし、色々な用途で使われてもいますが、屋根工事に使うには「雨漏りに強いけど打ちづらい」「打ちやすいが雨漏りするかも…?」と、それぞれ長所や短所があります。
 そうした両者を組み合わせ、それぞれの短所を補いつつ、長所を残した釘こそがeスクリング釘です。
 瓦をおさえる大きめの頭と、ステンレス製で錆びにくい!…というのも、屋根瓦専用釘にふさわしい特長です。

らく枠

製品画像「らく枠」

製造:プレス製品製造部門
 窓枠(窓のサッシと、壁の間にある木の枠)を固定するのに便利な金具です。
 ごく一般的な木造家屋では、窓枠は手前の壁(石こうボード、合板など)ではなく、その内側の開口部と呼ばれる部分に取り付けられます。このとき、開口部と窓枠との間には、わずかにすき間が設けられています。
 このすき間を利用して窓枠をきっちり、美しく収めるのが職人技。ですが、接着剤の硬化時間は無くせませんし、位置調整用の木製クサビを用意する手間や時間もゼロにはできません。
 そんな窓枠の仮止め、位置調整、固定、あるいはやりなおし…これらがもっと素早く、そして楽にできるように開発された専用金具が「らく枠」です。

製品製造の仕組み解説

亜鉛ダイカストの工程のGIFアニメーション

亜鉛ダイカスト
 金属製かべロックシリーズやターンナットの本体部分など、形状の少し複雑な金属製品を作るのに使われる技術です。
 摂氏400度以上で融かした亜鉛合金を、圧力を加えて金型に流し込みます。
 その後、冷えて固まったところで金型から取り出します。このとき、部品にはランナーやスプールといった、亜鉛合金の通り道に残された金属片がくっついています。
 これに振動を加えて、必要な部品と金属片とをバラバラにしてより分けます。より分けられた部品はめっきや塗装など、次の工程へ送り出され、製品として仕上げられます。

釘製造工程のGIFアニメーション

製釘
 製釘と書いて「せいてい」と読みます。釘を作る技術です。
 現在多く流通している平たい頭と丸い胴体を持つ釘は「洋釘(ようくぎ)」と呼ばれるもので、太くて長い針金を原材料にしています。加工には製釘機という機械が使われ、釘になっていく様子が左の図です。
 まずは針金の先を叩きつぶし、釘の頭を作ります。釘の頭の大きさは、このとき叩きつぶす針金の量(長さ)で決まります。
 続いて、適当な長さぶん押し出され、カッターで切り落とされたものが釘として機械から出てきます。押し出される長さで釘の全長が決まり、カッターの切り口の形によって釘の先の形が決まります。
 「リング」や「スクリュー」といった釘の胴部に模様のある釘の場合はこの後、胴部に模様を揉み付ける工程を経て出来上がります。

プレス加工工程のGIFアニメーション

プレス成型
 鋼板を金型で挟んで変形させ、形状を作る技術です。
 複雑な形状の品物をプレスで作るには穴開け、曲げ、絞り…といった複数の工程(つまり多くの金型)と、各工程の順序をよく考えて加工をしなくてはなりません。
この複数個の金型を一つにまとめ、ほぼ全自動で加工できるのが左の図のような「順送型」と呼ばれる金型です。一つの金型の中で順序よく、次々と複数工程がこなされていきます。
 逆に一工程一金型の場合は「単発」と呼ばれています。構成がシンプルなぶん人手がかかりますが、金型設計の制約が少なく、組み合わせ次第で順送型よりも複雑な仕事をすることができます。
 先の製釘では長い針金を材料にしていましたが、順送プレス成型ではロール紙のように巻き取られた鋼板を主な材料としています。