「ヤミ金元本は認めない」最高裁判決

平成20年6月10日最高裁第三小法廷判決

判決のポイント

1.ヤミ金は反倫理的不法行為

@著しく高利の貸付けという形をとって元利金等の名目で違法に金員を取得する行為
Aこれによって多大の利益を得るという目的
という事実があれば、反倫理的不法行為に該当します。
「騙したわけではない」とか「酷い取立てはしていない」とかは、関係ありません。

2.ヤミ金には元本返済不要

ヤミ金が貸付けとして交付した金員は反倫理的行為に係る給付であり、不法原因給付に該当するので、ヤミ金からの不当利得返還請求は許されません(民法708条)。

3.元本を控除せず全額を賠償すべし

被害者が貸付けとして交付を受けた金員は不法原因給付によって生じた利益であるから、損益相殺などの対象として損害額から控除することは許されません。
ここでも、「騙したわけではない」とか「酷い取立てはしていない」とかは、関係ありません。

判決全文はこちら→ 最高裁平成20年6月10日判決  *最高裁のホームページにジャンプします

最高裁判決を実務で活用する→ ヤミ金撲滅マニュアル

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